2015年(H27年) 6月28日(日)、初夏の汗ばむ気候の中、
恒例の「春の防災訓練」を実施しました。
防災訓練の内容は以下の通りです。
●自宅&班長宅前、集会所にて
・無事ですタオルの掲示
・安否確認報告
●自宅近辺から小谷小への避難
●小谷小学校へ移動しての
・避難所見学
・ロープワーク
・起震車体験(防災普及協会)
■無事ですタオルの掲示、安否確認報告
いつもどおり、
①各戸、無事ですタオルを掲示の上、班長へ安否報告
②班長より集会所の防災会役員へ安否報告を実施
を行いました。
結果は、無事363名、外出中62戸、 無事ですタオル掲示56戸 でした。
報告の受け付けを予定通り9:45に締めたところ 3つの班の報告が間に合いませんでしたが、
いずれも、無事ですタオル掲示を一戸ずつ正確にチェックしたり、安否を一戸ずつ丁寧に
チェックした結果の遅れでしたので、今後はより迅速にチェックを行ってもらえるよう、チェック
方法の見直しを検討していきたいと考えています。
■自宅近辺から小谷小への避難
子供も含め、参加者が和気あいあいと小谷小に向かって移動しました。
参加者の中に、今回の訓練が役員だけのものと聞き、迷いつつ参加された方もいらっしゃった
とのことで、広報活動に分かりにくい点がなかったか、見直しを検討したいと思います。
避難移動については問題なく実施されました。
その後小谷小へ移動後にアリーナで訓練説明を行い、3グループに分かれてそれぞれ交代で
所定の訓練を実施しました。
■避難所見学
アリーナと特別棟の避難スペースを防災会役員が説明しながら教室見学を行いました。
普段防災会で検討されていることや思いを含めながらの説明に、参加された皆さんが真剣に耳を
傾けており、密度の濃い訓練になったのではないかと思います。
■ロープワーク
当日参加された方は、子供からお年寄り迄幅広い年齢層で、皆真剣な姿勢で取り組んでいました。
ロープワークに不慣れな防災会役員もおり、一部皆さんと同じ地点からのスタートとなりましたが、
皆さん呑み込みが早く、本結び、鎧結びをはじめ、たくさんのロープワークを習得されていたことに
驚きました。
このように皆さんで協力して作業を行う経験は、災害時の対応だけではなくこの地域で生活していく
上で大変役に立つものと考えています。
■起震車体験
今回貴重だったのは、起震車で出せる最大の揺れである「東日本大震災の震度7」を体験出来たこと
だと思います。普段の生活では体験することのない激しい揺れを経験し、皆さんがより一層危機意識を
持たれたことと思います。
今回起震車の机は床に固定されていましたので、机の下への退避を比較的容易に行えましたが、
実際には机が移動することも考えられます。特に防災普及協会の方が注意を喚起されていたことは、
阪神淡路大震災の時に、倒れてきたタンス等の下になり、脱出できずに火災に巻き込まれた事例が
多かったことで、そのため家具の固定にはくれぐれも気をつけて欲しいとのことでした。
今回の体験を忘れないうちに、地震対策をもう一度見直して貰いたいと実感しました。
以上